電気工事士&施工管理技士の魅力

電気工事士ってどんな仕事??

主な仕事内容

電気工事士の仕事は大きく2種類あります。
建築電気工事鉄道電気工事です。

各事業の魅力

電気工事士ってどんな仕事??

建築電気工事

建築物に関する電気工事です。日常にも馴染み深く、作業現場をご覧になった方もおられるのではないでしょうか。

主な建築電気工事の仕事内容

屋内配線工事

屋内での配線工事を行います。
電源からケーブルを引き、コンセントやスイッチなどの各機器に繋ぎます。一般家庭のみならず、ビルや工場のような大型建築物の屋内配線工事をすべて担う場合もあります。

□外線工事

電柱から屋内へ配線を繋ぎます。
電柱に登って作業をしている人を見つけたら、外線工事を行なっている電気工事士の可能性が濃厚です。
外線工事はケーブルを引いているだけで簡単な仕事に見えますが、実は失敗すると周辺一帯が停電する危険性をはらむ大変な仕事でした。
現在は技術の進歩や、電線を地中に通すことで停電せず安全に工事を行うことができるようになりました。

冷暖房設備の工事

冷暖房設備(エアコン)の取り換え工事やクリーニングをします。
家電量販店と提携している電気工事業者が、エアコンを購入されたお客様の元で古いエアコンを取り外し、新しいエアコンを取り付ける作業です。
エアコンは定期的にメンテナンスも必要ですから、エアコンのクリーニングも仕事内容に含まれます。

ビル管理

電気系統に限らず、ビル内の様々な工事や管理を行います。
内容は電気設備・水道設備・空調設備・ボイラー・自動ドアやエレベーターなど多岐にわたります。
電気工事士の資格だけではビル工事の仕事をすることは難しいのですが、その分需要も高く60代でも就職が可能と言われています。


鉄道電気工事

鉄道の現場で働くため、職場に憧れて飛び込む方も多い仕事です。
電車が走行していない夜間に作業を行うのが一般的です。

主な鉄道電気工事の仕事内容

変電設備工事

鉄道会社や電車の種類(在来線や新幹線など)によって電車に対応した電圧が異なります。しかし電力会社から供給される電圧は一定です。そこで電車で電力が使用できるように、電力を高圧から低圧に下げる仕事です。
またその後の変電設備の建設・管理を行うこともあります。

□線路工事

新たに線路を建設することもありますが、ほとんどはメンテナンスが仕事です。電車が安全に運行できるよう、古くなったレールやマクラギの交換、歪みの修正などを行います。またトンネルや橋の損傷の確認を行うこともあります。電車が運行していない終電〜始発の間の真夜中に作業を完遂させなければなりません。
かなり重量のある資材を運ぶので、体力が必要不可欠です。

駅の設備工事

駅中に新しくエレベーターを設置したり、エスカレーターの点検を行なったりする仕事です。
駅は大勢の人が毎日使用する大切な施設です。どんな人でも安心して使える設備であるために、耐震工事やバリアフリー化工事も行います。


電気工事士資格とは

試験概要

電気工事士として働くために必要な資格です。
電気工事士は資格の一種で、電気工事士法によって「一定範囲の電気工作物について電気工事の作業に従事する者の資格」とされています。
電気工事士の資格には第一種と第二種があり、ざっくりと説明すると、第二種は一般住宅や小規模の店舗のみ、第一種は第二種に加えて大型のビルや工場での仕事に従事できます。

□受験資格

受験に制限はありません。性別・年齢・国籍問わず誰でも受験可能です。

試験内容

筆記試験と技能試験の2段階方式です。筆記試験合格者のみ技能試験の受験資格が与えられます。
筆記試験はマークシート方式・技能試験は作業用工具を用いて課題を完成させます。
過去の試験問題と解答は電気技術者試験センターで公開されています。
なお第二種の筆記試験には一定の免除規定があります。
また第一種の資格取得には、筆記・技能両試験の合格に加えて3年ないし5年の電気工事に関する実務経験が必要です。

合格率

第二種電気工事士 45%前後
第一種電気工事士 30%前後


電気工事士の年収・給与

働く企業によって大きなばらつきがありますが、第一種・第二種どちらも平均年収は300〜400万円代です。
なお両資格の年収がほぼ変わらない理由は、基本給が変わらず、資格手当もほとんど同額だからです。一般的に第一種電気工事士取得者で資格手当4,000円/月前後に対して、第二種の資格手当が2,000円/月前後です。1ヶ月で2,000円程度の差ですので、年収で5万円程度の差となります。
ただしこれは一般的な数字ですので、高度な電気工事を任されれば、その分手当も支給されます。


電気工事士の魅力

最も大きな魅力は、作業終了後の達成感が大きいことです。
自ら配線した箇所に電気がついた瞬間の充足感は計り知れません。
また現場に赴き想定していなかった問題に対して、現場のあらゆる人たちと協力し乗り越えられた時の喜びは何事にも変え難いものです。
電気工事士はその技術を磨くことで実力に直結する職人タイプの資格です。そのためしっかりと技術を身につければ現場で任されることも増え、給料も増えていきます。
そして何と言っても、一生食べることに困らない技術が手に入ります。電気工事士は古今東西、町の電気屋さんから大手ゼネコンまであらゆる企業で働くことができます。引越しやブランクからの復帰にも強い技術と言えるでしょう。


電気工事士の動向と将来性

電気工事士は仕事がなくなることのない、将来性がある資格・仕事です。
現在私たちの社会は電気がなければ成り立ちません。
また、電気はその性質上、常にメンテナンスが必要です。電気に関わる工事・管理ができる電気工事士は、今後も仕事が尽きることはないでしょう。また現在、業界全体が人手不足のため若いうちから非常に重宝されます。
今後も電気に勝る代替エネルギーが世に生み出されない限り、社会から必要とされ続ける仕事です。


電気工事施工管理技士ってどんな仕事?

主な仕事内容

電気工事施工管理技士の主な仕事は、電気工事の現場において工事を計画どおりに進行するために全体の管理を行うことです。
その仕事内容を4つに分解し「4大管理」と呼ぶことがあります。

工程管理

納期までに作業が完了するようにスケジュール管理をする

品質管理

定められている基準を満たし、顧客から求められている品質をクリアするよう管理する

原価管理

予算内で求められている品質の工事が完了するよう、資材の発注や人件費などの費用を管理する

安全管理

現場で働く作業員が安全に事故なく仕事が行えるように、安全面を管理する

電気工事施工管理技士ってどんな仕事?

上記に加えて、打ち合わせへの参加や工事書類の作成などのデスクワークもこなします。
発注者や作業員、パートナー企業、設計者など、様々な人間と関わるので、電気工事施工管理技士として働くためには高いコミュニケーション能力が求められます。
他にも、予定どおりに工事を完了させるためには、多くの作業員をまとめあげられる統率力、品質を数字に落とし込める思考力など多くの能力が必要です。


電気工事施工管理技士とは

試験概要

電気工事施工管理技士として働くための国家資格です。
電気工事を管理・監督する上級資格であり、数ある建設業関係の資格の中でも大きなメリットを持っています。
電気工事施工管理技士は1級2級とあり、ざっくりと説明すると2級は小規模の工事だけを担当できるのに対して、1級は大規模な工事の現場監督も担えます。                 また、各資格には施工管理技士補の資格があり、補佐が一つの現場を専任することで、管理技士が複数の工事を担当することができるようになっています。

□受験資格

2級電気工事施工管理技士補:受験に制限はありません。性別・年齢・国籍問わず誰でも受験可能です                                          2級電気工事施工管理技士 :大学は卒業後1年、高校は卒業後4年以上の実務経験年数が必要です。                                          ただし、第2種電気工事士を取得していれば実務経験年数1年、第一種電気工事士を取得していれば実務経験年数は問われません。

1級電気工事施工管理技士補:2級電気工事管理技士を取得すれば、すぐ1級技士補の受験ができます。                                          1級電気工事施工管理技士 :大学は卒業後4年、高校は卒業後11年以上の実務経験年数が必要です。また、2級を取得後、3年ないし5年の実務経験で受験が可能です。             ただし、第一種電気工事士を取得していれば実務経験年数は問われません。

試験内容

それぞれ一次試験と二次試験があります。
試験は全国10カ所の試験地で一次試験と二次試験を受けられます。

一次試験に合格することで、その資格の技士補の資格を取得できます。
まずは2級に合格してから1級合格を目指しましょう。

合格率

2級一次試験は50%、二次試験は60%程度

1級一次試験は40%、二次試験は60%程度となっております。


電気工事施工管理技士の年収・給与

平均年収は500万円前後ですが、1級電気工事施工管理技士を取得するとさらに転職や昇給に有利になり、年収700万円程度も圏内となります。
資格手当は両資格とも10,000-15,000円/月程度です。無資格者と比較すると年間20万円近く収入が変わります。


電気工事施工管理技士の魅力

電気施工管理技士は、建設の初めの段階から電気が灯る瞬間までの全ての工程に携われるため、建物への思い入れもひとしおです。
また現場には非常に多くの仲間とともに仕事をするので、円滑に仕事を進める上でコミュニケーションは欠かせません。人間関係を構築できた現場で無事に工事が完了した時の達成感もまた、言葉に言い表すことのできないものです。
電気施工管理技士は大変気をつかう上に複雑で幅広い仕事です。そのため誰にでもできることではないんだと、誇りを感じる人もいます。


電気工事施工管理技士の動向と将来性

電気工事施工管理技士は、国家試験という強みをもち、建設業界全般で活躍することが可能です。建設業界は技術者そのものが不足しており慢性的な人手不足の状態です。技術者としての専門的な知識や経験が備わっていることを示す資格ですので、電気工事施工管理技士の需要は高まっています。求人を見ても、有資格者が優遇されるものが目立ちます。


電気工事士と電気工事施工管理技士の違い

仕事内容の違い

電気工事士は実際に電気工事を行いますが、電気工事施工管理技士は電気工事自体を行うことができません。
一方で電気工事施工管理技士は、電気工事の実施にあたり、計画立案から工事の完成までの監督指示を行います。電気工事士はこの仕事はできません。


給料の違い

一般的に電気工事施工管理技士と電気工事士の平均年収の差は100-300万円前後です。
電気工事施工管理技士の平均年収が500万円前後に対し、電気工事士の平均年収は300-400万円です。
年収に差が出る理由としては、仕事における責任の重さや業務の幅広さに違いがあるためと言えるでしょう。
しかしながら同じ電気工事士でも地域や企業規模などによって大きく年収は異なってきます。あくまでも参考としてお考えください。


働き方の違い

資格により働き方が全く異なります。
これから資格取得をされる方は、将来の働き方を見据えて受験する資格を選びましょう。

□手に職をつけて実際に電気工事を行う:電気工事士
□ゼネコンなど大手建設関係企業で電気工事の管理・監督業務を行う:電気工事施工管理技士


難易度の違い

合格率は電気工事士の方が低いため、一見すると電気工事施工管理技士の方が簡単に感じられます。しかし実際のところ、電気工事施工管理技士と認定されるためには実務経験が必要なため、ある程度の基礎知識がある状態で受験に臨むので合格率が高いと考えられます。
試験内容は電気工事施工管理技士の方が幅広いため、難易度自体は高いと考えておきましょう。



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